慢性の角化異常を伴う粘膜病変で頬粘膜、歯肉、口唇、舌などに好発します。これらの粘膜に白色レース状、網状模様を呈し、その中に発赤やびらんができ、ただれた感じになります。また、まれに癌化することもあります。
はっきりとした原因はわかっておらず、免疫異常、アレルギー、肝炎などが関連している可能性があるとも言われています。50歳から70歳の女性に多く、ステロイド軟膏やビタミン剤服用などの治療がなされるが、よくなったり、悪くなったりの状態を繰り返し、なかなか治らない病気です。

この扁平苔癬に対して、胎盤療法を用いた新しい試み・治療を行っていい結果が得られており、今後積極的に治療に取り組んでまいりたいと思っています。

杉本歯科クリニック