pic20150128194315_0.jpg

pic20150128194315_1.JPG

pic20150128194315_2.JPG

2014年11月23日、高濃度ビタミンC点滴療法 認定医講習会に参加しました。

ビタミンCには酸化した物質をもとに戻す強い還元力のある抗酸化物質です。炎症や腫瘍などすべての病気に活性酸素がかかわっており、その活性酸素を消去する作用があります。また、体内の皮膚や骨に多く存在するコラーゲンの合成や副腎でのアドレナリン合成、コレステロールなどの脂質代謝にはかかせない物質なのです。さらには鉄の吸収など多くの作用があります。このようなビタミンCの基礎知識について講義を受けました。

ビタミンCは、臨床的には抗ガン作用(過酸化水素を細胞に運んで選択的に癌細胞を殺す)、抗ウイルス作用免疫賦活作用、抗炎症作用、アンチエイジングなどの効果があります。

歯科領域では歯周病や粘膜疾患、インプラント周囲炎などに効果があります。近年、心筋梗塞や脳梗塞などの血管障害や糖尿病に口腔内の細菌が関与している、口腔内の細菌が出す毒素や炎症性サイトカインがあらゆる全身疾患に関与、原因となっているエビデンスが出ており、注目されてきてます。心筋梗塞のつまったプラーク調べると7割から歯周病菌が検出されたという報告があります。そこで通常の歯科治療だけでなく、このようなビタミンCの抗酸化力を併用して、口腔内局所の感染制御だけでなく全身の炎症制御が極めて重要だと言えるのです。

今後、高濃度ビタミンC点滴療法やマイヤーズカクテル点滴療法、血液クレンジング療法(オゾン療法)など診療に取り入れていく予定です。

講習会終わりの認定医試験では合格し、高濃度ビタミンC点滴療法認定医となりました。

これから、あらゆる情報をお届けいたします。

杉本

 

 

 

 

 

杉本歯科クリニック