杉本歯科クリニックには、しっかりと滅菌処理を施した手術室があります。
また検査体制においてもレントゲンだけでなく院内CTを完備。
たとえばカンジダ症など、事前の細菌検査が必要なものについても、外注せずに院内にて迅速に検査できます。
というのも、カンジダの場合ですと外部検査に出すと、培養した菌のコロニー数で陽性・陰性を判断するわけですが、実は菌が少なくても症状が強く出る方、あるいは症状が出ているのに菌として培養できるほどの数が検出できない場合があるのです。
当院なら自前で検査ができますので、菌の種類ごとに見分けて少ない数でも正確に診断ができます。
さらに栄養療法なども合わせ、全身の健康状態のバランスから考えた治療法をご提案しております。
同じくカンジダ症で例をあげると、ある患者様の場合、鉄分不足の症状が出ていたのですが、口腔内にカンジダ症が出ていました。こうした場合、お口だけでなく胃腸内にもほぼカンジダ菌がいると考えられます。カンジダ菌の特徴のひとつに「鉄を好んで餌とする」があります。
そのためカンジダ菌を放置して鉄分のサプリメントを摂ると、菌に栄養をせっせと与えることになって症状が悪化し、鉄分不足についてもいつまでも緩和しないことになってしまいます。この場合、まずは体内のカンジダ菌を減らし、腸内サイクルを整えるという順序が重要となります。
このように、ただお口の中の症状に対処するのではなく、全身のさまざまな状況を考慮しながら治療を進めてまいります。